教科書改善の会

改正教育基本法に基づく教科書改善を進める有識者の会(代表世話人・屋山太郎)

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≪報告≫9/21育鵬社版教科書の採択報告と懇親の夕べ

≪報告≫9/21育鵬社版教科書の採択報告と懇親の夕べ
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  9月21日、東京六本木・ハリウッドホールにおいて教科書改善の会(屋山太郎代表世話人)と日本教育再生機構が共同で主催した「育鵬社版教科書の採択報告と懇親の夕べ」が開催され、屋山代表のほか、歴史教科書編集会議座長の伊藤隆東京大学名誉教授、教科書議連会長の古屋圭司衆院議員、当機構の八木秀次理事長が登壇して今回の採択結果について発言を行い、久保田榮一?育鵬社社長からは関係者にむけた御礼の挨拶がありました。また「懇親の夕べ」においては、平川祐弘東京大学名誉教授、廣池幹堂モラロジー研究所理事長、小林正元参院議員ほかの方々から、今回の育鵬社の躍進への祝辞や次回4年後となる採択にむけた激励のお言葉などをいただきました。  当日は台風のため交通機関がマヒする悪天候にもかかわらず、多くの方々に御列席をいただきました。厚く御礼申し上げますとともに、おかげ様でさらなる教科書改善にむけた体制づくりを進める思いを 皆様とともに共有できる貴重な会合となりました。以下、登壇者のおもな発言をお伝えいたします。

■冒頭あいさつ  屋山太郎(政治評論家・教科書改善の会代表世話人)
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 最近、嬉しかったことが3つあった。一つは、育鵬社の採択が、数倍、十数倍も伸びたこと。二つ目は、なでしこジャパンが世界で勝ったこと。もう一つは、菅政権が倒れたこと(笑)。思えば、安倍内閣で教育再生に取り組み、中山成彬さんが日教組を批判したが、やはり大事なことは良い教科書をつくって学校でじっさいに使ってもらうことだ。これからは育鵬社の教科書を中心にして2世代、3世代をかけて教育を正していくことができる。世の中の雰囲気も変わってきたと思うが、教育は一日で変わることはない。地道な努力を続けることが最も大切であり、そうした事業に私も関われたということを嬉しく思っている。関係者の皆様のご支援・ご協力に心から御礼申し上げます。


■採択結果の報告と今後の展望  八木秀次(日本教育再生機構理事長)
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 お集まりいただきまして本当にありがとうございます。おかげ様で育鵬社は、公立では全国11都府県の採択をいただき、私立中学の採択も21校に上り、歴史が4万7千を超え、公民が約5万部になった。これまでの扶桑社版教科書は、東京都や栃木県、愛媛県などに限定された「地域限定型」の教科書という受け止め方がなされてきた。しかし今回は違う。とりわけ神奈川県では、横浜市、藤沢市、県立平塚中学で採択された結果、シェアは約43%とトップシェアとなった。私立中学でも日大豊山中学、近大付属福山中学・東広島中学、神奈川県横浜中学が、新たに育鵬社を採択しており、本日初めてお知らせしている。  今回採択が伸びた理由について、私が考えるところでは次の6点があげられる。まず①教育基本法の改正の影響。これによって公共の精神、歴史伝統の尊重、道徳心の育成が、学校教育の「目標」となった。次に②新・教育基本法と学習指導要領に最も沿った教科書が育鵬社であると各地で評価されたこと。 さらに扶桑社版との違いであるが、③内容・執筆陣を一新し、エキセントリックな教科書という悪評が消えたこと。その結果、④教科書としての完成度、バランスが取れた内容、抑制された表現などが評価されたこと。教科書は単なる自己主張の場でない。学説的に確定した内容を子供に分かりやすく伝えることに主眼がある。こうしたオーソドックスな編集方針が今回支持されたといえる。そして⑤昨年の尖閣諸島問題や今年3月の東日本大震災による「国民意識の変化」。世界から絶賛された日本人の高い道徳性について育鵬社はそれを先取りする教科書となっていた。最後に⑥反対派からの批判に根拠がないことが判明したこと。前回・前々回の扶桑社の採択では「軍国主義・戦争賛美の教科書」という悪宣伝が繰り返されたが、今回は実際読んでいただいた教育委員の方々に根拠のないものだと分かっていただいた。  振り返れば、昭和30年に当時の民主党が出した『うれうべき教科書の問題』をはじめとして『新編日本史』『新しい歴史教科書』など数多くの運動が展開されてきた。そして今回5万近くの部数を獲得したことは、戦後教育史においても画期的な意義を持つ出来事である。ここに長年にわたり教科書改善運動に尽力された多くの方々に深く敬意を表したい。  しかし我々は今回の採択結果に決して満足していない。未だに95%以上の地域では、従来からの旧態依然たる教科書を採択している。また、育鵬社を採択する意向であった地元の教育委員会が県教育委員会の圧力などによって不採択に追い込まれた事例なども報告されている。本当は育鵬社を採択する地域や学校はもっと存在する。本日から教科書改善運動は新たなステージに向かう。日本教育再生機構は「あなたのまちにも育鵬社教科書を!」というキャッチフレーズのもと、教科書勉強会や講演会などを各地で開催して世論の喚起をはかっていく。今回は6年前の10倍の採択数になった。次回4年後も10倍の倍増をめざしたい。


■歴史編集会議座長の報告  伊藤隆氏(東京大学名誉教授)
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 歴史や社会科は、われわれ自身もその中で生きて参加しているという点で、他の教科と全く異なる。こうした国民の一員としての自覚をふまえた教科書が育鵬社であるとして、各地で評価されたと聞いている。しかし、教科書とは、限りなく改善する余地があるものだ。教科書の営業も熾烈をきわめている。4年後の採択はあっという間にやって来る。地道な活動がどうしても必要である。そのために私も頑張りたいと思うが、ぜひとも引き続いて皆様のご支援・ご協力をたまわりたい。


■公民編集会議座長の報告   川上和久氏(明治学院大学教授)
 ≪川上氏は悪天候のため登壇できず、後日、次のコメントの寄稿をいただきました。≫
 大学の横浜キャンパスから会場に向かう途中で台風のため足止めされ、会場にお伺いできず、皆様に多大なご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げたい。おかげさまで、育鵬社『新しいみんなの公民』は、新規採択も含め、約5万人の中学生が手にして学ぶ教科書としての評価をいただいた。このことは、東日本大震災に見舞われ、福島の原発事故という未曽有の試練を与えられた我が国を立て直していくための、
 希望の光となると私は考えている。あの震災、原発事故の中で、「人のため」「社会のため」に身を粉にした尊いお一人お一人の「志」は、自分もかくありたいという子供たちの「理想の生きざま」として心に刻まれることであろう。その生きざまを具現化し、指針を与える唯一の教科書として、大事に皆様でこの教科書を守り育てていっていただきたい。


■激励の言葉  古屋圭司氏(衆議院議員・教科書議連会長)
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 今回の躍進はまさに総力戦の勝利だと思うが、4%という拠点ができたことは非常に大きい。教科書議連も「従軍慰安婦」問題を(平成9年から)追及して教科書からそうした言葉がなくなったことから始まり、その後、安倍内閣では教育基本法の改正や学習指導要領が改訂された。私は、今回密かに教科書はかなり改善されるのではないかと期待していたのだが、今年4月に出てきた他社の教科書を見たら驚いた。
 信じられないほど偏った内容であり、教科書議連を再スタートさせたのはこのためだ。東京書籍は、拉致問題があるから北朝鮮との関係が改善していないと日本側がいかにも悪いかのように書いていた。国会で当時の中野寛成拉致問題担当大臣に質問したところ、中野大臣は「育鵬社、よく書いてくれた」とハッキリ答弁してくれた(4月22日)。また教科書議連だけでなく、自民党としても今回は教科書問題に取り組んだ。教科書パンフレットを作り、地方議会に向けて今の教科書がいかに旧態依然たるイデオロギーの影響下にあるか、
議会はこれを責任をもってチェックし、採択権者である教育委員会に問題点を伝えていく義務があることを訴え続けた。
 昨今の沖縄八重山問題でも、国会で沖縄県教委の明らかな不当介入であると質問したところ(8月10日)、高木文科大臣(当時)は「調査と報告」を約束した。その後も八重山協議会は不当介入に屈せず、採択日程は変えたが委員の変更は認めなかった。じつに立派であり、今回の文科大臣も育鵬社を選定した協議会の決定を尊重すると言わざるをえなかった。ようやく地方議会でも問題の重要性が認識されるようになった。これからも引き続き自民党としてしっかり取り組んでいくことをお約束する。国家百年の計は教育にあり、その根幹は教科書の改善にあるとの思いで皆様とともに4年後に向けて頑張っていきたい。


■会場へのメッセージ
≪安倍晋三元首相より寄せられたメッセージ≫
  「育鵬社版教科書の採択報告と懇親の夕べ」の集いが、教科書改善に高い関心をお寄せになっている多くの皆様のご参加のもと、盛大に開催されますことを心よりお慶び申し上げます。
 教育の目的は、志ある国民、品格ある国家をつくることにあり、そのためには、教科書の充実は、欠かすことのできない重要なテーマであります。私の内閣において、約60年ぶりに教育基本法を改正し、平成20年には学習指導要領も改訂されました。本年の中学校教科書採択は、この戦後最大ともいえる教育関連法改正の真価と今後の我が国の教育の行方をも左右する重大な選択の場でありました。
 私は、ここハリウッドホールで5月に開催されたシンポジウムでもご挨拶した通り、新しい教育基本法の趣旨に最もかなった教科書は育鵬社の教科書であると確信しております。その育鵬社の教科書が、今回、横浜市、沖縄八重山地区をはじめとして11都府県、私の地元の山口県岩国市も含め公立校では全国409校の採択となり、前回の扶桑社と比べて数倍から10数倍の採択の増加と聞いております。
 皆様、本当におめでとうございます。
 関係者の皆様の大変なご尽力はもちろん、とくに採択された教育委員や私立中学の皆さんには、連日の不当な妨害や反対運動に決して屈することなく、自らの見識と勇気をもって、地域と日本の子供の将来のために育鵬社の教科書を採択されました。本日ご列席の皆様とともに、ここにあらためて敬意を表したいと思います。
 大半の教育委員会が新しい教育基本法の理念に目を向けることなく、旧態依然とした現場重視の採択を行ったなかで、日本人の美徳と優れた資質を伝える教科書が、今後4年間で約25万名の子供たちの手に届くことになったことは、今後の我が国の教育再生の基盤となるものと確信いたします。
 わが自由民主党もこの度の教科書採択が適正かつ公正に行われるよう尽力して参りました。遺憾ながら、教育再生への道はまだまだ遠いといわざるをえませんが、明日の日本、新しい日本国のため、我々は後退することは許されません。さらに優れた教科書の普及、真の日本人になるための教育の推進にむけて、私も御参集の皆様とともに奮闘いたしますことをお約束して、本日のお慶びの言葉とさせていただきます。
 
平成23年9月21日
元内閣総理大臣・衆議院議員 安倍 晋三


■出版社代表謝辞   久保田榮一氏(?育鵬社社長)
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 会場の皆様に心より厚く御礼申し上げます。私が社長に就任した平成21年夏は、ちょうど教科書の白表紙本の編集が最も忙しい時期であり、各先生方には月一回「夢の教科書プロジェクト」と題する編集会議にお集まりいただき、約2年半にわたって30数回開催した。そのおかげで昨年春「勉強すれば勉強するほど日本が好きになる教科書」として誕生、無事に文科省の検定を通過した。前回の扶桑社までは1%未満の採択率だったが、今回は十数倍の増伸となった。4年後にはさらにシェアを伸ばして教科書出版会社としての基盤をきちんと確立したい、との一存で明日からまた頑張りたい。皆様にはどうか今まで通りのご指導をいただければ誠に幸いです。


■平川祐弘氏(東京大学名誉教授)
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 言論・思想の自由の国で、歴史を学ぶというのは何を意味するのか。それは複数の見方を知ることだ。歴史教科書問題に関しては、見方の異なる教科書を二種類とも読ませて、生徒自身に相違点を拾わせ、どの記述が納得がいくのかを議論させる、というのが具体的な解決方法といえる。  しかし、現実的には二つの教科書というのは困難であるから、育鵬社の歴史・公民教科書は、ひとつの解答といえると思う。その理由は例えば、従来の教科書が抱えていた、東京裁判史観や階級闘争史観といった一方的な歴史観では書かれていないことが挙げられる。またエキセントリックな論で貫かれている訳でもない。これは伊藤隆先生のような実証主義の日本史家が執筆に参加されたことが大きな理由だと思うが、あくまで歴史的事実に基づき、落ち着いた語り口で、議論の分かれる問題は両論併記するといった、いわゆる大人の歴史観が示されている教科書だと思う。


■廣池幹堂氏(モラロジー研究所理事長)
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 今回の素晴らしい教科書を読むにつけ、もっとはやくこのような教科書ができていれば、と悔やまれてなりません。戦後から続く日本の国益を損なう多くの問題も、この教科書で学んでいれば妨げたのではないでしょうか。私どもの麗澤中学校・麗澤瑞浪中学校でも育鵬社の歴史・公民教科書を使用し、日本人ということに誇りをもてる優秀な人材を、一人でも多く輩出していきたいと思っています。


■小田村四郎氏(元拓殖大学総長)
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 残念なことは未だに95%以上はおかしな教科書ということだ。そこには教科書検定や、採択制度の問題があり、こうした課題についても今後改善を進められればと思っている。


■小林正氏(元参議院議員)
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 教科書は教える側の教師にとっても重要なものだ。今までは唯物史観、階級闘争史観で教えていた教師の国家観・歴史観そのものを、変えさせることを期待したいと思う。


■種子島経氏(元BMW東京社長)
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 今回の喜ばしい成果を踏まえて、ぜひ中学校の歴史と公民だけではなく、中学校の国語、高校の歴史の教科書まで作成していただければと期待している。


■秋本協徳氏(新生佛教教団代表役員)
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 今回を本当のスタートと考えて、次の4年後にはさらなる日本の教科書が育鵬社に変わるよう、明治維新を成し遂げた山口から、平成維新を起こせればと思っている。


■内田智氏(弁護士)
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 育鵬社の教科書としての完成度が各教育委員に支持されたと思う。それはエキセントリックな主張を避け、 オーソドックスな姿勢が受け入れられたのだといえる。


■山中祥弘氏(メイウシヤマ学園理事長)
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 4年後の目標は採択率ナンバーワンだ。そのために、これは中学生の教科書ではなく、大人の教科書として広く普及させていく国民運動を展開していければと思っている。


産経新聞9/22記事
http://sankei.jp.msn.com/life/news/110921/edc11092121130005-n1.htm
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